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資格

 大学生になると次のステップとして否が応でも意識しなければならないのが就職です。そして、大学生の時点で将来、希望の職に就くために、資格の取得に取り組んでいる学生もいるわけですが、まずはその内訳について見ていきたいと思います。

 これは今年度のまるごとアンケート(母数121名)ですが、半数の学生は資格等への挑戦がなく、大学の学業に専念している事が分かります。個人的には、自分の将来やりたいことに関して資格等の障壁がないのであれば、無理に資格挑戦をするのではなく、大学の学業に専念するのが良いかなと思います。次に英語関連の検定に取り組んでいる学生が多く見受けられますが、就職における英語スキルの需要は今後とも高まっていくことが予想されますから、大学の英語の授業を活用しつつも、受験してみるのも良いかもしれません!その他、同様に簿記についても挑戦している学生が多いですが、経理や会計・税理士志望の方などは資格に挑戦してみても良いと思います。他には、国家公務員総合職・公認会計士・行政書士・司法試験といった専門職に向けた資格に挑戦する学生が見受けられますが、こういった学生は将来の希望職に向かって早い内から頑張って欲しいですね。

というのも、上のように中にはダブルスクールを必要とする資格も存在し、特に公認会計士等は1年の早い内から挑戦していく必要があるので、生協を通した申し込みなどを利用しながら、合格に向けて挑戦をしていきましょう。

 

 ここからは、実際に公認会計士に合格した先輩の体験談を紹介していきたいと思います。

 

 公認会計士とは、財務情報の信頼性を保証する監査・会計のスペシャリストのことを言います。私は中学生の時に公認会計士という職業に出会い、大学1年の11月から学習を開始し、大学3年の11月の試験に合格しました。

 

 大学入学前は、公認会計士を目指すとなると大学の講義にはほとんど出られず、一日中予備校で勉強する生活が2年間続くのではないかと考えていました。しかし、実際に勉強を始めてみると、大学生活との両立は十分に可能だと感じました。

 

 私自身、大学の講義は年間40単位以上取得しましたし、公認会計士の勉強をしながらこの生協委員会MACOの活動にも週に1回(直前期は除く)は参加していました(アルバイトはしていませんでしたが…)。大学の講義については、公認会計士試験の勉強と重なる部分も多くあり、期末試験などでは少し有利だったりします。

 

 学習内容について詳述はしませんが、どの科目も今までに触れたことのない分野が多く、私は面白いと感じました。ですので、2年間勉強するといっても苦しい日々が続くわけではなく、むしろ新しい知識をどんどん吸収していくことができる楽しい日々が待っていると言っても過言ではないと思います(もちろん個人差はあると思いますが…)。私は予備校の先生が非常に個性的で面白かったため、毎回の講義がとても楽しかったです。

 

 一橋生に限った話で言うと、一橋大学は2019年度の公認会計士試験合格者が34名(既卒含む、公認会計士三田会調べ)で大学別合格者数ランキング第9位に入っています。実際に就職活動で一橋出身の公認会計士の方々にお会いする機会がたくさんありました。もともと一橋大学の卒業生自体がたくさんいるわけではないので、公認会計士資格を持つ一橋OB・OGの方同士の結びつきも非常に強いようです。

 

 少しでも公認会計士に興味を持っていただけましたら嬉しいです。不明点などございましたら、入学準備説明会や生協委員会MACOの新歓、あるいは予備校の説明会などに参加してみてください。

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